Tuesday, March 2, 2010

自然に敏感















うちの梅満開。

キャサリン•サンソム著 ”東京に暮す” を読んでいる。

彼女は(日本に赴任したイギリス外交官の妻)、

”日本人は、天候に敏感で、それが美を感じる心と密接に密接に結びついている。
この点で日本人に勝る国民はいないでしょう。”
”日本人は、成長しては滅びるころを繰り返して永遠に再生し続ける自然界の一員であり、
そしてまたこの循環のあらゆる過程を美しいものとして味わうことができる優れた感受性を持っている人たちなのです。”
と明言している。

すご〜い!

アメリカに住んでいると、
四季のある日本に生まれて幸せだなあ、
と思うことはたびたびあるけれど、
日本人が一番敏感、なんて考えなかった。

でも、ここまではっきり言われると、
嬉しいやら自身を持つやら。
単純。

同書の中で、彼女は、日本人を、
雪を見ても、寒〜、じゃなくて、きれい!
しおれた花を見て、あー捨てよー、じゃなくて、立ち止まって見る、
のが、日本人だと例をあげている。

そういえば、わたしは映画の中で、あるシーンや気持ちを象徴するために、
花や木や空や川(水)を使う、あるいは使いたい、ことが多い。
花が莟、咲く、散る、落ちる、花を切る、折る、捨てる、
空が青い、赤い、夏の雲、嵐の前(雨の撮影は難しいからしてない)、
木が青々、寒々、黄色、、、など。

まあ、わたしってことじゃなくて、
偉大なる大地に自然に語ってもらうのは、
映画の基本だよなあ。

日本にいる間に敏感さに磨きをかけよう。

2 comments:

Anonymous said...

初コメント失礼致します。
日本人の四季の感性は確かに世界の中で特別かもしれませんよね。
もうすぐ桜の季節がやってきます。
一年で一番『季節』を感じる時期ですよね。
私も仕事で海外によく行きますが、日本人として、この感性は忘れないでいたいですよねwww

MARI KAWADE(川出真理) said...

はい。貴重な感性だと再認識して、お花見したいと思います!