Sunday, March 14, 2010

パソコンの音















パソコンを立ち上げる時に鳴る音って、
もちろん毎日同じはずだけど、
違って聞こえるのはどういうことですか!

とても懐のひろーい感じで、さあ、今から船出だ、
って音に聞こえる日もあるし、

あー、今日だるいなあー、動きたくないなー、
って音のときもある。

この立ち上げる時の音ってのは、
(私のパソコンはマック)
機械の起動する音と、立ち上げサウンドとして設定されている音の組合せによる、
ウィウィ、ドゥー
って音のことなんだけど。

どう考えても自分の調子を表しているとしか考えられないけど、
そうじゃない時もあるんだなあ。
さー、今日はここが完成するまでやるぞー!って張り切ってる時でも、
ダラ~っとした音に聞こえる時があって困っています。

うーん、
自分の中の2つ以上の感情がぶつかってる、か?

Saturday, March 13, 2010

夏時間の庭















オリヴィエ・アサイヤス監督の夏時間の庭を観た。
きれいだった、緑が。

ちょっとさみしい、かなしい、なつかしい、きびしい、やさしい気持ちが、
全部絶妙なバランスで表現されてる。
しかも、各シーンで表現されたそれらの心が、
全部最後のシーンで集合写真のように並んでる。
すごすぎる。

人生におけるひとつの出来事を通して、
人間の持つ多くの感情を表現されている。

ああ、
あたしはひとつの感情を表現するのにアップアップしてるのに。

Friday, March 12, 2010

日本の短篇



















日本の短篇(上)(井上靖編)を読み終えた。
有名作家たちばかりだったど、短篇はほとんど読んでなかった。

おもしろかったのは、
内田百閒 サラサーテの盤
永井荷風 勲章
川端康成 弓浦市
あたり。

他にも短編だけに、ワンシーンだけ、またはここのこの描写がすばらしい!ってもの多数。

怪談の国日本独特の
”首の後ろがスーーーーーーーッ”
っとする感じわかります?
あったたかったり、さむかったり、こそばかったり、
でもどれもがスーーーっとするもの。
そういうのを感じる作品がよかった。
自分の体の奥の端っこにある東洋のスーーーってのかなあ、
に届いた。

短編映画のために読んでるんだけど、
まだまだ読みまくろう。
構成、展開のスピード、参考になります。

Thursday, March 11, 2010

大安吉日















「今日は、天気いいしええ日やから、スニーカーおろそ。」
と言って先日買った新しいスニーカーを初めて履きました。

”ええ日”というのは、
うちの家では、大安吉日の意味。

いやあ、驚いた、自分がこんなフレーズ言ってるとは。
子供の頃、なんの根拠もない迷信とか慣習に従うのが好きな母にイライラしてたのに。

何かやろうとしてても、
「今日は仏滅やからやめとき。」
とか言われて大反発してたに。

あー、なんたること、なんたること!



Wednesday, March 10, 2010

きみどり色の気持ち















小学生の頃、
雨のしずくを指にのっけて、
”指輪”って言って喜んでたなあ。
(ちなみにこれ人間の指に見えないけど、私の左手中指です。)

な〜んてことを、
物干竿から落ちそうになってる雨のしずくを見てたら思い出した。

ここのところ実家にいるせいか、
あたしの脳の、ものすご〜く奥の奥の奥の方にある記憶が、
時々こうやって顔を出す。

なんとも言えない薄めの”きみどり色”の気持ちになります。
わかります?

Tuesday, March 9, 2010

グッバイ•ガール (ニール•サイモン)



















ニール•サイモン脚本 グッバイ•ガールを観た。1977年の作品。
ニール•サイモンは舞台の人、、と認識してたので、
映画は観てなかった。

いやー、幸せであったかい気持ちで見終わった。
トゲのないの正統派ラブコメを、
時代の古さは感じつつも、素直に楽しめる自分が得なヤツだと思う。

それにしても、脚本すばらしかった。
展開もセリフも構成も、とにかく楽しい楽しい速い速い。
身近に感じる小さな葛藤がいっぱいだし、
人間って結局こうなのよ〜、進歩してないのよ〜、、、
というお約束の心にグサグサくる部分も、
明るくアップテンポで描いていく。

そうそう、これをしっかり自分のものにしていた、
俳優がすごい。
どうりで、、、リチャード•ドレイファスがアカデミー賞とってる。

現代にこの作品は生まれないけど(正統、健全すぎて)、
ラブコメの秀作としてよく理解しておきたい作品でした。

Monday, March 8, 2010

アカデミー賞



















近所の保護樹木のクロマツ。枝振りが荒々しいから男松(おまつ)とも言うらしい。
男、女表現のもの、多いなあ。


今日はアメリカのアカデミー賞の日。
恒例のテレビ観戦を友達とした。
日本にいるときは、いつも決まって一緒に観る友達です。

今年は、彼女のご家族がいらっしゃらなかったので、
大型フラットテレビを占領。
座椅子付きこたつで、スナック、ピザ、フルーツ、ケーキと共に、
約5時間、テレビにかじりつきだった。

しかし、今年はショーとしては全くおもしろくなかった。
去年が良すぎたのか、アメリカでコメディアン路線で大当たり中のアレック•ボールドウィンに期待し過ぎたのか、、。
ホストのふたりはせっせとカメラ横に出されたセリフを読むだけだし、
出し物的なものがほとんどなかった。
去年はオープニングステージで泣きそうになったのに。残念。

でもでも、
いいスピーチはあったし、好きな俳優を見ることができたし、
そうだ、バーブラ•ストライサンドを見ることができたのはよかった。
健在でうれしかった。

キャスリン•ビグローが女性で初めての監督賞受賞だった。
うーん、女性が初めてって知らなかった。
今まで4人しかノミネートもされてないってことも。
この手の話には疎いわたし。

ということで、
今年はノミネート作品をほとんど観てなかったってこともあるけど、
全体的にあまり盛り上がれず。
でも、やっぱり受賞した人たちの、夢を追いかける人々への励ましスピーチを嬉しく聞いた。
あいかわらず、夢見がちで、幸せなヒトです、あたし。

Sunday, March 7, 2010

アイディア製造



















どこに?


編集、最後のアガキをしています。

もう普通にやっててもこれ以上良くならないから、
何かすごくいいアイディアが出て来ないといけない。

日に1個、2個、ときどき3個、いいことを思いつく。
思いつかない日もある。
その日は、ヨッシャー!って思うけど、
翌日には大したことなかったとわかることも多い。

できるだけいいアイディアが思いつくように環境づくりをしている。
朝起きたら、できるだけ何もしないうちに映像に向かう。
活字を読まない、テレビを観ない、家族ともしゃべらない、メールもチェックしない、食べ過ぎない。
要するに頭を他のことに使わないで映像に入り込んで、
できるだけ長くそこに入っとくよう努力している。
わたしにはそれがいいみたい。

ロバート•ロドリゲスも朝が一番いいと言ってた。
でも彼の場合はもっと徹底していて、
トイレもダメ、コーヒーもダメ、ベッドから出るのもダメ。
目が覚めたと同時に、あふれるアイディアを書き留めるらしい。

あふれるアイディアが毎朝あったらいいけどね。
でもそこがプロとアマの違いだ。
いつでも、必要なアイディアを生み出せるかどうか。

Saturday, March 6, 2010

最終調整中



















ここに毎日は書いてはいないけど、
そりゃあもう、ものすごく編集やってます。

信頼できる友人数人に現状のカットを見てもらって、
意見をもらっています。
今は、それを考慮して最終調整中。

うん、もうすぐ終ります。

犬のフンシリーズは、
、、、もうちょっと続けるかな。

Friday, March 5, 2010

開花桜発見





























いや〜。こんなに近所にあるとは。
こういう発見をした日はいい日になります。

Thursday, March 4, 2010

トウキョウソナタ



















トウキョウソナタ、DVDで観ました。
2008年作品、監督は黒沢清さん。
アメリカでも、ちらちら上映されていたので、
気になってみてみた。

よかったです。
人間の弱さ、強さ、もろさ、柔軟さ、オトナ、コドモ、
日本とアメリカ、今という時代、今の社会、
すべてがきれいに盛り込まれたよくできた脚本を、
黒沢さん独特の世界に仕上げてあった。

特に楽しんだのは、人間の動き。
(階段からの落ち方、寝転び方、殴り方、殴られ方、倒れ方など)

今日はなんだか、細かい演出も、伏線のはり方も、
よく見えて気持ちよかった。

よい映画であることと私の好みは別物ですが、
見終わった後に、もう少し”遊びシーン”があるとよかったなあと思った。
私の場合、その”遊び心”を学ぶために、アメリカで作ってるんだなあ。

Wednesday, March 3, 2010

桃の節句



















今日は桃。

10年以上前に、”おんなの子の心を忘れないように”
と友人からもらったおひなさま。
わたしが日本にいなくても、家族が毎年飾っています。

桃の節句には、ちらし寿司を食べます。
食べました。
忘れないように書いておこう。

考えてみると、こういう年中行事は日本にたくさんある。
うちの家では、かなり実施している方だ。
こういうのをもれなくやっていると、
イベントだらけで結構忙しいものだ。
(楽しいものだ。)

こういうものの効果は心の清浄化だ。
いつでも祝える健康な心でいたいと思う、な。
日本の文化はよくできてる。

Tuesday, March 2, 2010

自然に敏感















うちの梅満開。

キャサリン•サンソム著 ”東京に暮す” を読んでいる。

彼女は(日本に赴任したイギリス外交官の妻)、

”日本人は、天候に敏感で、それが美を感じる心と密接に密接に結びついている。
この点で日本人に勝る国民はいないでしょう。”
”日本人は、成長しては滅びるころを繰り返して永遠に再生し続ける自然界の一員であり、
そしてまたこの循環のあらゆる過程を美しいものとして味わうことができる優れた感受性を持っている人たちなのです。”
と明言している。

すご〜い!

アメリカに住んでいると、
四季のある日本に生まれて幸せだなあ、
と思うことはたびたびあるけれど、
日本人が一番敏感、なんて考えなかった。

でも、ここまではっきり言われると、
嬉しいやら自身を持つやら。
単純。

同書の中で、彼女は、日本人を、
雪を見ても、寒〜、じゃなくて、きれい!
しおれた花を見て、あー捨てよー、じゃなくて、立ち止まって見る、
のが、日本人だと例をあげている。

そういえば、わたしは映画の中で、あるシーンや気持ちを象徴するために、
花や木や空や川(水)を使う、あるいは使いたい、ことが多い。
花が莟、咲く、散る、落ちる、花を切る、折る、捨てる、
空が青い、赤い、夏の雲、嵐の前(雨の撮影は難しいからしてない)、
木が青々、寒々、黄色、、、など。

まあ、わたしってことじゃなくて、
偉大なる大地に自然に語ってもらうのは、
映画の基本だよなあ。

日本にいる間に敏感さに磨きをかけよう。

Monday, March 1, 2010

ゴリラとゴジラ



















3月になりました。

数日前に、このブログに3枚続き写真を載せた”ゴリラ”
をくれた友達にお礼のメールをしたのですが、
そのときに、うっかり、
"Thanks for the pooping Godzilla."
と、ゴジラとゴリラを間違えて書いてしまった!

すると大至急、全然ちがう!!!(笑)と抗議のメールが来て、
ご丁寧にも、映画 ”キングコング対ゴジラ” の写真を貼付してくれていた。


















































はい、全然違います。
というか、それより、
これ、、なぜかすごいドキドキワクワクする。

今まで怪獣映画に全く興味を持ったことなかったのに、
なぜだろう?
ここ数年の間に、映画の好みが変わったとは思えない。
制作者として見るからだろうか?
(制作大変だっただろうなあ、、という同情&感動?)
なんだかわからないけど、
とにかく、このゴジラにもキングコングにも、心を感じる。
何のために戦ってるかも知らないけど、
とっても笑えて泣けそう。

大至急借りてみなければ。
アメリカ版も手に入るといいけどな。
ちなみにこちら、1962年の作品、観客動員数1255万人。
日本映画の絶頂期ですね。

ちなみに、抗議のメールの中には、
もし "pooping Godzilla" が日本にいるなら、絶対に送ってくれと書いてあった。

もしあったとしても、
そんな情けないゴジラを、アメリカ人に送るわけにはいかんぞ!