Wednesday, May 26, 2010

初めての映画制作

ひえ〜、今日はびっくり。

13年前につくった私の初監督作品 UNDER THE BRIDGE で
カメラをやってくれたケイトからフェイスブック経由でメールが来た。

映画はNYでつくったけど、その後、私はサンフランシスコの友達んちへ、そして帰国、
彼女はミシガンの実家へ戻った。
その後数年は手紙とかメールとかしてたと思うけど、
10年以上も連絡とってなかったに!

ああ、嬉しい。
初めての映画制作を一緒にやった友人に再会できるとは。
あのワクワク感、ドキドキ感、疲労感、
なんで最後まで頑張れたかわからない、寝ずに過ごした2か月。

何度も、
”日本に帰ろう、映画やってることはほとんど誰にも言ってないし”
って思ったのを思い出した。
最後の方はもう、一緒に撮影してくれた友人のためだけにやってたもんなあ。
とにかく完成だけはさせないといけない!って。

ああ、それがすべての始まりだったってことだなあ。

だなだな。

Tuesday, May 25, 2010

アイディアを広げる

今日は、今やってる新しい脚本に取り組む。

でも、まだ浅めのアイディアを広げているところ。
まだどっちの方向に行くかわからない。

今回は、
予算から映画の規模のリミットをクリアにする。
実現可能なロケーションで考える。
この先のアイディアがまだいろいろ点々としているので、
それぞれの方向での可能性を探っているところ。

Monday, May 24, 2010

母の花
















母の生けた花。

私は華道を習ったことはないけれど、母の流派の特徴とか母のセンスは、
生まれてこのかた見てるので、他の人のものとは区別がつくと思う。
そのセンスは、母のつくる料理や性格や美的感覚とすっかりリンクしている。

母はもう40年以上も華道をやっている、教わったり教えたりしながら。
40年でどのように作品は変わったのか、精神状態がどのように影響するのかなど、
ああ、見てみたかったなあ。

ということで、遅ばせながら、今からでも写真をできるだけ撮ることにした。
日記になるね。

Sunday, May 23, 2010

新しい脚本

今日は、新しい脚本のアイディアを出し合うブレインストーミングを友達とやった。

今回は今までと違い、
1 他の人と一緒に書く。
2 テーマからストーリーを積み上げるのではなく、とにかく観客を楽しませることを念頭に書く。

です。
どうなるか楽しみだ。

Saturday, May 22, 2010

おばあちゃんの誕生日

今日は、おばあちゃんの誕生日だった。94歳になった。

おばあちゃんは今は介護施設にいる。
バースデーカードとプレゼントのベストを持って訪ねた。
今日は眠かったようで、何を言っても素直なおばあちゃんだった。

隣に座ってた、まあるい目のかわいいおばあさんがニコニコして私を見ていた。
おっしゃってることは半分くらいしかわからないけど、
”お孫さんが着てくれはるなんて、涙が出るわ” を繰り返していた。

もうお一人、ずっとお経を唱えるようにしゃべっているおばあさんがその隣に。
ヘルパーさんも、大きな声で返事をしている。

でも、それ以外は静か。
そこには45人くらいのお年寄りが、確かにいたのに。

しゃべらない、おやつを前にしても反応しない、食べさせてもらいながら寝ちゃう。

でも、この45個の脳の中には、貴重な経験と知識が詰まってる。
人間は、もっと ”伝える” ことをしなきゃいけないんだろうなあ、と思った。

Friday, May 21, 2010

ベライゾンの解約

アメリカで使っているベライゾンの携帯電話を解約した。
何度もメールして電話してやっとやっと解約できた。
ああ疲れた。

6ヶ月前日本に戻る時に、回線は中止にしてもらって、でも電話番号はキープしてもらう、
という処理をした。
でも、この今月末でキープ期間を越えてしまうので、解約するしかなくその連絡をした。

なんだけど、まあ短く言うと、
”本人確認がとれないから解約はできません”、
と、合計4回言われ、それをクリアするためにやるよう指示されたことはどれもやったけどクリアには結びつかず、
最後に、もう1回だけ電話しようと思ってしたら、なぜかはすぐに解約手続きしてくれた。

私の方で変えたことは口調だ。とにかくあなたに助けてもらうしかないのー、助けてー、
と訴えた。
でも、これだけが理由であるはずがない。

久しぶりにアメリカ生活のイライラを思い出した。

Thursday, May 20, 2010

母の切った野菜

母の切った野菜はかわいい。

種類ごとに整ったサイズ、形。
新鮮さを伝える色をキープ。
全員でおとなくし鍋に入れられるのを待っている。
おいしく煮たって食べられたい様子。

あたしはファンタジーに溺れるタイプの人じゃないんだけど、
どうしてこんな風に見えるんだろう?

Wednesday, May 19, 2010

4ヶ月3週2日

2007年にカンヌのパルムドールをとったルーマニア映画、
4ヶ月3週2日(クリスチャン•ムンギウ監督)を観た。

カメラワークと演技がすばらしかった。

序盤、カメラはなかなか登場人物には寄り付かない。
でも、絶妙なカメラ位置と長まわしで確実に感情を伝える。
どこからカメラが寄リ始めたか、どこでカットがあったか、
何度も見直して確認せずにはいられない。

演技もすばらしい。
ここしかないというバランスの演技、押さえながら押さえすぎない演技。
ああ、ため息。

Tuesday, May 18, 2010

理科系へのあこがれ

理科系への憧れがあるように思う。

だから、数学科や建築家、理科系の先生のやさしめの本を手に取ることが多い。
秋山仁さんに始まり、広中平祐さん、森博嗣さん、建築家は一通り読んでる。
もちろんその専門書ではなく、その方々の”考え方”が見える本、
そこに興味がある模様。

ここのところ、寺田寅彦さんの本を読んでる。

芸術的制作は、作者の熱望するものを実現するだけでなく、
それを実行することだ、

というある学者の言葉を引用されている。

うーん、なるほど。

Monday, May 17, 2010

父の美的感覚
















病み上がりの父と夕食を作った。

小松菜を洗っていた父は、特に形の整った数枚を別にする。
鰆を焼いて盛りつけて、
そこに選りすぐりの小松菜を添える。
うわあ、なんて鮮やかなんだろう。

父の美的感覚に触れた。
受け継がれてるだろうか?あたしに。

Sunday, May 16, 2010

月と金星

















びっくり! 月と金星がこんなに近づいてた、今日。
しかも、金星がこんなに明るい!

誰か住んでたら、点滅して合図してぇ。

Saturday, May 15, 2010

仕事




映画自主制作以外の仕事もしないといけないな、
と考える日々。

Friday, May 14, 2010

SEEING トレイラー



最新映画 "SEEING" のトレイラーです。

昨日もお話したように、この映画は実験的なシーンが長いので、
トレイラーも難しかったです。
何とか実験的になりすぎず、かつ抽象的な感じを残して、
内容も伝えられたと思います。

これからは、
いつも通り、フィルムフェスティバルへ応募して、
1カ所でも多くで上映してもらえるようにしていきます。
でも、今回は難しいだろうな、実験的な映画だから。
でも、この映画に合う(この映画のような映画を受け入れてくれそうな)フェスティバルを探します。

Thursday, May 13, 2010

最新映画 SEEING















看病中も、少しずつ編集を進めた私の最新映画 "SEEING"。
完成しました。

こちらはフライヤー。
今回もいつも同様、友達のキノピーにお願いしました。

編集が大変な映画でした。
実験映画的なシーンが半分以上あるので、
一般受けは難しいかもしれません。
でもこういう作品を作ってみたかったので、
目標は達成です。

毎回違うタイプの映画で右往左往してるように見えるけど、
一見違うタイプだけど、表現方法は自分のものってのに近づいているように感じます。
だから、これでいいのだぁ。

映画が完成したので、
久しぶりにニューヨークの友人たちに連絡をとりました。
キャスト&クルーのみんなにも。
ニューヨークのにおいが久しぶりにしたな。

Wednesday, May 12, 2010

ブログ再開します!
















長い間、このブログをお休みしていましたが、
今日から再開します!

再開を記念して、レイアウトを変えてみました。
気分一新。

休んでいた間は家族の看病をしていました。
本格的に誰かの看病をするというのは初めてで、
家族の知らなかった部分を見たり、
知ってる部分を再認識したり、
自分にも予想できなかった感情が沸き起こったり、
その移り変わりも興味深かった。

映画づくりに重要なことをたくさん得ました。
はい、ネタしっかりメモってます。(笑)
というか、正直、つらい時期もあり、
これはすべて映画のために起こってることなんだ、
って思わないとやってられなかったってとこでしょうか。

太陽が毎日昇ることが本当に嬉しかったです。