Tuesday, December 21, 2010

プレシャス (Precious)

プレシャス (Precious) をやっと見ました。

たくさんに人が見るべき大事な作品なので、
有名人をうまくからませたプロモーションは完璧だと思った。
っていうか、まだ見てない方がいたらぜひ見てください。

演技がすばらしかった。ウソが一カ所もなかった。

あとは、
予想以上に形が整った映画だった。
もっと荒削りなのを予想してたんだけど、
意外に、構成、映画のシェイプが、マイルドだった。
イマジネーションの挿入、トランジション、色、がとてもきれいだった。

その分、見終わった後に、夢みそう、、ってくらいの印象は残らなかった。
洗練されすぎ?かな。
このテーマを今の時代に扱うには、これがベストだったんだろうか?

Monday, December 20, 2010

ジム・キャリー (Jim Carrey)

















新聞の水嶋ヒロさんのインタビュー記事の中に、
”エース・ベンチュラ”という単語を発見!

エース・ベンチュラ (Ace Ventura) は、
ジム・キャリーがブレイクするきっかけになったコメディ映画だ。

水嶋さんは、これに狂喜するクラスメイトを見て、
創作活動を目指すようになったそうですが、
私はこれを見て、ジム・キャリーは普通じゃない、と思った。

その後、彼のヒストリーをたどって、
勝手に彼の演技の源泉を理解した気になっている私は、
もうかれこれ長い間彼のファンです。

少し前の彼のツイッターにありました。
人生で一番つらいことは、苦しい状況にあることじゃなくて、
苦しい状況にあることを隠すことだ。
と。

そう、それが彼を生み出している。

Tuesday, December 14, 2010

まるで透明度180%
















市橋織江さんの写真、だいぶ好きで、
しょっちゅう、見とれている。

まるで透明度180%の写真たち。


彼女のホームページもかなり楽しい。

Monday, December 13, 2010

ロス・アンジェルス ムービーアワードの賞をいただきました!

私の最新作 SEEING が、
ロス・アンジェルス ムービーアワード (Los Angeles Movie Awards) の、
エキスペリメンタル映画(実験映画)部門の1等賞と撮影賞をいただきました。

ドラマ部門に出してもなかなか賞がとれないので、
このアワードでは、実験映画部門に出してみたところ、
2つも賞をいただいたというわけです。

有名な賞じゃないけど、ちょっとホッとしました。
協力してくれた俳優はクルーに対して。
みんなありがとう!

Sunday, December 12, 2010

どの家庭にもストーリーがある

トイ・ストーリー3の脚本家のひとり Michael Arndt のインタビューを聴いた。
聴いたのは、よく聴くポッドキャストのひとつ Creative Screenwriting Magazine。

面白かったこと1

彼は、トイ・ストーリーの前に1本だけ脚本を書いている。
それはリトル・ミス・サンシャイン。
なんと、それがまだ撮影中に、トイ・ストーリーチームから声がかかって、
ピクサーのジョン・ラセター他、トイ・ストーリー1、2をやってきた人たちと一緒に脚本を進めることになった。
ピクサーの人たちは、彼の撮影中だった脚本を読んだだけで決めたそうです。
結果的に、リトル・ミス・サンシャインは、サンダンスで注目され、アカデミー賞もとることになるんだけど、そんなのは全くわからない低予算インディペンデント映画だったのに。
ピクサーというストーリーにとても厳しいプロダクションが、
このようにして脚本家を選んだってところがおもしろい。

懐深いって思った。


面白かったこと2

リトル・ミス・サンシャインのアイディアだけがあって、
どうストーリーにしていこうかな、
(田舎に住む、ちょっと小太りの女の子がミスコンに出ることになった家族の話は、
彼の持ってたアイディアの中で最も商業的じゃないものだったらしく、
どうしたものかと悩んでいたそうです。)
 と考えていたときに観た映画は、
スタジオ・ジブリの ”ホーホケキョ となりの山田くん” だったそうです。
それを観て、どの家庭にもストーリーがある、どんなに小さな話でも、
現実性を持たせられれば、ストーリーとして成り立つ、と思ったそうです。


で、あたしも観てみた。
はい、観てなかったんです。

彼の言うこととてもよくわかった。
けどそれより、わたしの場合は笑いました、相当。
分析するより楽しんでしまった。
日本のあの話のメッセージが海外に人にも届いてるって
嬉しいことだと思った。
っていうか、ジブリ作品ですもんね、さすが。

タイトルの ”ホーホケキョ” がどう訳されてるか気になったんだけど、
英語タイトルは、My Neighbours the Yamadas でした。

なんだ。

Friday, December 10, 2010

大好きなビデオ作品





Dictaphone Parcel from Lauri Warsta on Vimeo.

大好きなビデオ作品です。

ロンドンからヘルシンキを旅するテープレコーダー。
主役は音。
そして、それに寄り添う完璧なイラストレーション。


Thursday, December 9, 2010

リミッツ・オブ・コントロール (Limits of Control)

リミッツ・オブ・コントロール (Limits of Control) 観ました。
ジム・ジャームッシュ監督の昨年の作品。

この作品のプロモーションイベントで、監督を見たのです。
ニューヨークで。
正直、質疑応答の内容より、監督を生で見た、
テレビやビデオで見たとおり、あの顔とあのしゃべり方だったのが、
とても嬉しかった。

作品を見たのは今日が初めて。シアターで見る時間がなかった。
しかし、まあすごかった。とてもユニークな見せ方をしてくれました。
少しずつ前へ前へ、主人公が歩くのと共に、 クイズのヒントを与えられ、
最後の最後にやっとその答えがわかる感じ。
そして、そのクイズと答えが、彼ならではだし、ヒントの与え方も独特。
いつもながら、構成も色もキャラクターもセリフもシンプルで潔いです。
まさに、”アート”でした!

ビル・マーレイのシーンは笑わせてもらった。
セットも演技もしゃべりも殺し方も、全部笑えた、あれが結末とは。
さすがですな。

ラテに感謝! (How Starbucks Saved My Life)

ラテに感謝! (How Starbucks Saved My Life) を読みました。

とっても読みやすく一気に読みました。
舞台がニューヨークなので、イメージもはっきり湧きました。
思わず涙がじんわりってシーンでは、
素直にじんわりしできて心の浄化によかった。
かなりオーソドックスなシーンで、
気分によっては、ススッと読み進んでしまいがちなとこだったんだけど、な。

ライトノベルズっぽく仕上げてあるので、ふんわり読んでしまうけど、
人生へのメッセージがたくさん詰まったお話でした。

面白かったのは、ほとんどのシーンで、現実に主人公の回想イメージが割り込んでくるところ。
人生中盤を越えると、そうなるんだろうか?
気をつけておこう。

”あとがき”に、映画化されるような記述があった。
トム•ハンクスは、もうすごいはまり役だと思ったけど、
ガス•ヴァン•サント監督は、ちょっと以外。
でも、現実と回想をどう噛み合わせてくるかを考えたらとても楽しみ。
それとも、もっと他に何かアイディアがあるのかな。

Tuesday, December 7, 2010

翻訳コンテスト 努力賞

日本にいてもニューヨークで何が起こってるか知っておきたいので、
以前に記事を書いていただいた、週刊ニョーヨーク生活さんの新聞をウェブ版を読んでまーす。

そこで、先月から、紙上翻訳コンテストというのが始まったので応募してみたら、
努力賞というのをいただきました!
うわー、私の名前が載ってるー。
http://www.babel.edu/nycontest/

児童文学だったので、とても面白かった。

のはいいけど、
夏くらいから翻訳の仕事もしてるので、こんなのもやってみようと思う訳だ。
というのも、映像の仕事だけでは食ってけないからだ。

Thursday, December 2, 2010

映画 天使 (Angel)

冬のルビッチ特集中。
今日は、天使 (Angel)

ああ、マレーネ•デートリッヒという人には、
一度でいいから会ってみたかった。
あの顔を生でおがみたかったですー。

この映画の最後もすばらしい。
最もすごい終り方を選んだね、ルビッチさん。
あれをマレーネ•デートリッヒでやるからもう最強です。

ため息。