Sunday, November 30, 2008

どうしていつも、、、

今日は、
明日の撮影の機材をとりに学校へ行った。

指定された時間に行ったんだけど、、、
今まであんまり書いてこなかったけど、
もう本当にどうしていつもこうなんだろう。

カメラとマイクがなかった。
学校のミスで他の生徒が持ってて今はない、、だって。
明日の朝までに何とかするって。

もうあまりにこんなことが続くし、
怒ると疲れるし、
時間ももったいないし、
犯人のパトリックは、やっぱり謝らないけど、
今までの私との関係で、私がどんな気持ちかはよくわかってる様子ではあったので、
何も言わず帰ってきました。

明日はラストシーンの撮影。
笑顔で取り組みたいです。

てるてる坊主を今日もつるしておやすみ。
多分大丈夫だけど、心配なので念のため。
どうか晴れますように。

Saturday, November 29, 2008

嵐の前の静けさ

今日は土曜日。

月曜日が撮影日だというのに、今日は忙しくない。
静かすぎてこわい。
もしかして、誰も来なかったりして。

カメラマンのダンの家へ行って打ち合わせ。

引き続きエキストラをあたる。
人の知り合いの知り合いとか、
会ったことないけど同じ学校の卒業生とか。

なんか忘れてることないよね?

Friday, November 28, 2008

エキストラを探して

来週撮影のラストシーンにエキストラが必要なので、
ニューヨークの知り合い全員に連絡をとってます。

でもなかなか、
月曜日の昼間ってことで難しい。
しかも、先日から撮影日がころころ変更になってるので、
友達たちも信用してくれてんだかどうだか。

そして例によってお返事は遅くて、
しかも絶対行くって返事してくれる人なんて皆無です。

でも、これを逃すとまた俳優のスケジュールがどうなるかわからないし、
市の事務局も、セントラルパークも許可とれたし、
天気もよさそうだし、
少々エキストラの人数にムリがあっても、
嵐にならない限り撮影します!
これ以上寒くならないうちに。

Thursday, November 27, 2008

衣装えらび

今日は主役くんの家で、来週の撮影時の衣装選び。
衣装代もままならないので、
俳優さんの普段の服をお借りするのですが、
素材とか色とか雰囲気とかを考えて、
決めました。

そのあとランチも一緒に行った。

彼も日本人なので、いろいろとお話を。
まだ撮影が終了してないのに、ついつい先の話になる。
今回の登場人物でシリーズものつくろう!とか、
頭丸めてみよう、そしたらおもしろいキャラクターができるかも、とか。

気持ちだけが先行しないように、前につんのめってこけないように、
ちゃんと2本足で立って、考えて、
まずは、今の撮影無事終了させないとね。

Wednesday, November 26, 2008

サンクスギビングウィーク

サンクスギビングデイは、明日のはず。

なのに、セントラルパークから何の返事もない!
どうしよう、、、このまま今週ずっと連絡とれなかったら、
来週月曜日の撮影ができない!

あしただけが休日のはずだけど、
今週一週間はサンクスギビングウィークなので、
アメリカ人は実家に行ったり、お休みしてる人も多いのです。

ってそれはいいけど、
パークは営業しててー、担当の人もちゃんと仕事引き継いでー。

Tuesday, November 25, 2008

プロップガン

今日は久しぶりに、前の映画に出てくれた俳優クリスに会った。

実は彼に会ったのは、映画の小道具としてピストルを借りるため。
わたしの前回の映画でも使わせてもらったのを、
友達のフランチェスコのために借りたのです。

おもちゃんのピストルなんですが、
本物っぽく見えるように色を塗ったり、
マジックテープを貼ったりしています。
なので、取扱注意なのです。

なんの気なしに、かばんから取り出そうものなら、
えらい騒ぎになる可能性大。
ここはニューヨークだから。
日本だったら、本物があるはずもなくて騒ぎにならないと思うんだけど。

なんてわかってるくせに、彼は生で手渡してくれた。
ありがとよ。
どうして袋に入れるとかしてくれないんだろう。
かばん持っててよかった。

Monday, November 24, 2008

映画 "Milk"

今日も映画。

大ファンの監督Gus Van Santの新作"Milk"を見に行った。
まだ一般公開前!

とってもよかった、さすが。
登場人物の心の揺れがもうゆーらゆーら、見る側の心もゆーらゆーら。
エンディングすばらしかった。
しかし、今回は主役のショーンペンにつくづく感動。
何でもできるのね。
私の映画にも出てほしい。

ところで今日は、
友達のジェイがプレビュー券をゲットして誘ってくれたので、
無料で見ることができました。
彼はお金がないからっていろんなところにメンバー登録してて、
よく無料チケットを手に入れています。
プレビューが多いのはNYのいいところ。

しかし、
週明けて月曜日になってしまった。
早く次の撮影日程決めないと。みんなに連絡して、、、
って、みんなって誰? みんなまた来てくれるの? クルーって誰のこと、、、。
とまた不安になるのです。

Sunday, November 23, 2008

映画"Zack and Miri make a Porno"

あー
今日も夢にうなされながら起きた。
みんな手伝ってくれてるんだから、何か何でも完成させないと。
いい作品にしないと、、、
となってると、
プレッシャーかけすぎ、と友達によく言われる。

どうしてみんなは笑ってるんだろう?
失敗しても。
いいなあ。

でも今日は休ませてもらった、脳も体も、、。
友達と映画を見に行った。
笑いが必要だったので、
大好きな監督のうちの一人、Kevin Smithの新作、"Zack and Miri make a Porno"を観た。

Kevin Smithはすごい。
デビュー以来ずっと、
自分で書いて、監督して、編集もしてるのに、
主観的になり過ぎず、みんなが笑える作品をつくる。
もちろん、いけーーーーーー、これだーーーー、
という彼の世界があるからおもしろいんだけど。
そしてだんだんまるくなってることも認めざるを得ないけど。

今回も今までと同じラインで、
男女間の友情がテーマでハッピーエンド。
今のわたしにとても心地いい軽さと笑いの映画でした。
ありがとう。

Saturday, November 22, 2008

来週の撮影がなくなったということは、
その俳優は、その次のサンクスギビング期間もニューヨークにいないので、
1週間以上は空くってこと。

と思うと、急にだらけた。

しかし、夢見が悪い。
撮った映像が夢の中でぐるぐるまわってる。
撮り忘れてるショットがあった!
とか、
目線とか俳優の動く方向が間違ってる!
とか、
そういう心配の夢ばっかり。

大丈夫、死なないからって、何度も思う。

掃除して気分転換と思ってたけど、
しんどくてダメ。ザザっと掃除機かけて終った。

ベッドルームとキッチンの電気が切れてる。
天井高くて簡単には届かない、、、危ない、、、
暗いの我慢して2週間経った。

Friday, November 21, 2008

Day 3

撮影3日目。

今日も寒かった。
でも、撮影時間を短くした。その分日数は増えるけど、
1、2日目の経験から、
あらゆる意味でそうするべきだと思った。

集合時間は10時に遅らせたんだけど、
それでもやっぱり半分以上が時間通りに来ない。
すごい。
学校の宿題、提出遅れました、ってくらいの感覚なんだろうなあ。

わたしはそうじゃないからつらい。
時間もお金も限られてるって思ってやってるから、
1本1本が勝負だと思ってるから。
でも彼らに罪はないとまだ思う。
ただ、感覚の差がある子たちと一緒にやるのはつらいなと。
しょうがない、学校だもん。

新しいカメラマンのダンはよかった。
腕も、みんなともうまくやってくれた。
急だったのに感謝。
彼はホントだったら無償ではやらない、
とてもキャリアのあるいいカメラマンなのです。

今日の撮影中、
アクターのうちの一人から、
来週の撮影日程を変えてくれって言われた。
テレビの仕事が入ったそうで、
またしても、何も言えない私。
そっちの仕事はお金をたくさんもらえるし、
エージェントも関わってる仕事なのです。

来週の予定、キャンセル、変更です。

撮影中寒かったので後でみんなにメールした。
風邪引かないように気をつけて。

Thursday, November 20, 2008

カメラマン変更

実は、昨日違うカメラマンに連絡をとった。

というのも、
すべての映像を確認して、
このまま行ったら、もっとミスが出る可能性があると判断した。

もちろん、私の責任です。
友達から紹介されたカメラマンだったので、
ノーと言えなかった。

撮影前のカメラを一緒にチェックした時点でも、替えるべきだった。
何とかACとうまくコンビネーション組めたらと思ったけど、
そういう問題ではなく、
知識が少ないから、時間かかるし、予想で動く部分が多くて、
ミスにつながっていた。

新しいカメラマンには今日初めて会ったけど、
とても経験のある人なので、
同じミスはないと思う。
あとは一緒にやってみないとわからない。

とにかく彼をゲットできたのはラッキーです。
何とか引き続き頑張ります。

前のカメラマン、ロンには電話した。
そのまま話した。
私の判断ミスであり、ロンは一生懸命やってくれたので、
ありがとうです。

Wednesday, November 19, 2008

撮った映像がダメだあー。

昨日までに撮った映像を見てて愕然。

すごく重要なものが映ってない!
意味がわからない。
なんで?

すべてのショットは、撮る前に確認してるから、
こんな種類のミスがあるのは考えられない、
けど、
まあ、すごく寒かったし急いでたので、
時々はざっくり確認してカメラマンを信用して、
OK出してたところもある。

でもこれって、
脚本を読んでたらあり得ない。
カメラマンくん、脚本読んでないの?
そんなわけないけど。
きっと、人物を追うのに必死で、
重要な小道具をカメラに収めるに気が回らなかったんだ。

と考えるけど、
でもショック。本当に、ストーリーを理解してないとしかいいようがない。

でも私の責任です。
もちろん、わかってる。
彼を責めるつもりもない。

他のミスはいろんな方法でカバーできると思うけど、
これはどうしよう、、、。
撮り直す? インサートショットでごまかす? 脚本変える? シーンをなくす?

あーーーでも、
私の英語が完璧じゃなかったから、、、とか言われるのかなあ。
くやしい。

そんなことわかってやってるけど、
くやしい。

Tuesday, November 18, 2008

Day 2

疲れた。

いろいろあった。

天候が不安定で撮影決行を決めたのは朝6時。
ホントなら中止してもいいくらいだったけど、
また俳優たちとクルーを集めるには相当大変だから。

でも、予定していたセントラルパークのある場所は、またしても閉鎖。
閉鎖の場合の候補地で撮影したかったけど、
クルーが遅れて来て、そこまで機材を動かすのが大変なので、
タクシーを降りた近くの場所で妥協。
もちろん正式許可はとってなかったから、
パトロールの人が来た時は、うまくやらないといけなかった。

時間通りに来たクルーは3人。遅れてきたのも3人。
待ってるわけにもいかないから、
結局、時間通りに来てる人の作業が増えてる。
だからその3人を気遣う私。

そして、遅れて来た人たちは、揚々と普通にやって来た。
まるで、ロケーションが悪いとか、集合時間が早すぎるとか言いたげ。
それでもまだ、”来てくれてありがとう”、と言わないといけない私。

撮影スケジュールも大幅に遅れた。日暮れまでに撮影しないといけないのに。
最後は焦ってとにかく撮っとくって感じになった。
もちろんドリー撮影も中止。

今回は、寒さとクルーの遅刻に本当に悩まされている。

お金が欲しい。
ちゃんとお金払って雇いたい。
来ない人には、”あんたクビ”って言いたい。
それまでは我慢。
でもせめてもう少し信頼できるチームをつくりたい。
次回作では。

Monday, November 17, 2008

Day 1















撮影1日目。

寒くて死にそうでした。
もうこの時期、屋外での撮影は絶対にしません。
お金がない時は、、。

集合時間に誰も来なかったり、
撮影場所がセントラルパークの理由で閉鎖されてて、
パークの人がこっちで撮ればいいよ、って言ったのに、
他の担当者が来て、そこはダメーと言われたり。

でも終った。今日は終ったことでヨシとしよう。

あしたは相当天気が悪そう。
それを見越して、今日は青空を避けて撮影したんだけど、
うまくいくかどうか。

てるてる坊主さま、
よろしくお願いします。

Sunday, November 16, 2008

撮影前日

明日から撮影なのに、
まだ決まってないクルーがいるなんて。
まあ決まってても本当に来てくれるかも不安、
というどっちにしても不安な状態です。

かなり多めに声かけてるから何とかなるとは思うけど、
それでもこれってかなり精神的圧迫がある。

日本人なら返事は早いし、
一度来るって言ったら相当なことがない限り来る。
でもここはニューヨーク。
文化の違いとうことで理解しないといけないのか、
プライベートの予定は直前しか立てない人が多いし、
一度約束しても、あららってことがよくある。

でもだから、急でも人が手配できたりもする。

しかも明日は、会ったことないクルーもいるので、
とりあえず多め手配してる。

そして多めに呼んだら、
”俺っていなくても大丈夫じゃん”、とかって言って、
”途中で抜けていい?”とか、”明日は来なくていいよね”
とか言う人が出てくるんだろうなあ、、、。

これも仕方ないのおおお?
くやしい。

Saturday, November 15, 2008

ギリギリだけど、最後まで

今回は、すべての手配をこの3日くらいでやっている。
というのも、俳優の一人が撮影日を変更してきたから。

屋外撮影で寒くなるし、日暮れも早くなるので、
一日でも早く撮影したいという事情もある。

この映画はすべてのアクター、クルーとも無償で手伝ってもらっている。
だから、俳優も他の仕事が入ればそちらを優先せざるを得ない。
それはわかるけど、、、でも、、、、!
って言いたいけど言えない。

おかげで、市の事務所の許可、セントラルパークの許可、クルー集め、
どれもかなりギリギリのとこでやってきた。

クルーはまだまだこれからです。

Friday, November 14, 2008

最終チェック

今日は、DP(Director of Cinematographer)のロンと
ロケーションの下見、
ショットリストのチェック、
カメラのチェック
をした。

そして発覚したことが。
今回は、35mmアダプターをつけて(これをつけると35mmフィルムで撮ったような映像が撮れる)
撮影するんだけど、
それに関するロンの知識がかなり低い。

いろいろ考えた結果、
AC(アシスタントカメラ)でしっかり知識を持った人をクルーに組み入れようと思う。
ロンは知り合いが紹介してくれたカメラマンなんだけど、
以前にクルー募集掲示をウェブ上にしていて、相当数のレスがあったので、
その中で探してみようと思う。

っていうか、今日は金曜日、撮影は来週月曜日から。
見つかる?

でなければ、アダプターを諦めた方が無難なような気がする。
私がカメラにつきっきりになったら進行しない。

Friday, November 7, 2008

ストーリーボード
















尊敬する映画監督、ロバートアルトマン。

今日は一日、今度の映画のストーリーボードとショットリストの最終チェック。
実はまだタイトルが決定できてないから、”今度の映画”、2本目です。

今度の映画は、俳優が二人、日本人とアメリカ人。
ショートフィルムで12分くらいになりそう。
先日オーディションをし、のべ100人くらいの俳優に会いました。
そしてすばらしい俳優をゲット、リハーサルも順調に進んでいます。

ギリだけど、似たシーンがある映画を急に思いついて見たりした。
例えば公園のベンチシーン。
動きがないのでつまらない画になりがちだから。

本当は、もっと早めに完成させて、
ストーリーボードアーティストさんに描いてもらおうと思ってたんだけど、
間に合わず。
私の下手な絵でみなさん理解してね。

サケの缶詰をよく買うんだけど、今日はツナ缶にした。
かなり安いから。
定期収入がないので、時々すごく不安になって、
こんな行動をとってみたりする。

Believe in yourself.
















日本から持って来た友、毎日かぶってる帽子。

今日は、大好きなディレクティングの今期最後のクラスだった。

Believe in yourself. 
先生のジムが最後に何度も私たちに言った言葉。

映画監督としても、夢を追う人間としても、かな。
監督がふらつくと、みんながふらつく。
自分もふらつく。

渡米以来、自信なんて持てないで毎日過ごしてる。
自信を持てる裏付けがないから。
映画制作も、英語も、経験も、お金も、

だからこそ忘れないようにしないと。
でもこれが、すぐ忘れてオロオロするのです、、。

Wednesday, November 5, 2008

後悔、あかんあかん




















光るフットボール。今回の映画の小道具。

私は、日本にいた時は音楽業界で働いていました。
毎日必死で10年間。
でも、その間いつも心にあったけど無視してることがありました。
それが映画制作でした。
”映画監督になりたいけど、それで食べていくのはムリに決まってる。”

でもある日、
やっぱりやってみよう、と思ってニューヨークに来ました。
食べていける方法が見つかったわけでもなかったんだけど、
10年間心にあったしつこさを考えると、
おばあちゃんになってからも心に残る可能性があるなと。
それって”後悔”ってヤツやん、
あかんあかん、と。

今日は、友達のフランチェスコのオーディションを手伝った。
俳優の撮影と脚本の読み手もやった。
通常、読み手をする時は、相手の俳優のエネルギーをめいっぱい感じるんだけど、
今日は感じなかった。
なんで? アクションムービーだったから? 俳優がよくなかったから?

オバマさん
















テレビに映ったオバマ議員

オバマ議員が勝って、私も何か始めないといけない気がした。
ということで、ブログを始めることにしました。

ちっぽけな日本人が、
ニューヨークでもがいてる姿をお届けすることで、
少しでもみなさんの、元気の源になればと思います。
私も元気をみなさんからいただきたいと思います。

昨年、映画をつくりたくて、
映画監督になりたくて、
日本からニューヨークへやってきました。
今は2本目の準備中。

ヘリコプターの音が聞こえる。
きっと今日は一晩中。