マイ・ライフ、マイ・ファミリー (The Savages) を観ました。
タマラ・ジェンキンス監督・脚本作品。
ニューヨークで、かなりロングランされていて、
宣伝も結構やってるなあと思ってた作品。
ニューヨーク、戯曲を書いている主人公たち、でも成功してない、
未婚、ボケ始めた家族を持つ、
というような要素で構成されており、他人事とは思えない映画。
ブラック要素抑えめのコメディ。
繊細な心をきちんと描写してとてもよくできた脚本、演技抜群。
見終わった後に、かなり長い間余韻を味わった。
何がそうさせたのかよく考えた。
たぶん、
楽しくはない出来事や状況と、
笑える要素、
の絡ませ方が絶妙だったんじゃないかな。
いいこと、わるいこと、後向きなこと、前向きなこと、
が、細かくいっぱい詰まっていて、
それが人ってもんだと。
主役二人、ローラ・リニーとフィリップ・シーモア・ホフマンの演技はあっぱれ。
その都度変わる心の動きを、
やりすぎない、押さえすぎない、でも魅せるのを忘れない。
監督・脚本のタマラ・ジェンキンスの、クリエイティブ・スクリーンライティング・マガジン (Creative Screenwriting Magazine) のインタビューは大笑いした。
インタビューアーのジェフ・ゴールドスミスはとても要領のいいインタビューアーだけど、タマラは、ジェフの言葉をさえぎって、しゃべるしゃべるしゃべる!
次の質問をしても、もどるもどるもどる!
おばちゃんは世界共通だぁ。
日本人映画監督のニューヨークサバイバル日記 How to survive New York life as a Japanese filmmaker
Sunday, January 30, 2011
Friday, January 14, 2011
映画 フローズン・リバー (FROZEN RIVER)
映画「フローズン・リバー」を見ました。
この映画は、監督コートニー・ハントの初作品。
多分彼女は、ものすご〜く昔にフィルムスクールを出て、
以来全く映画を作ってなくて、この作品が正真正銘の初作品。
特に、フィルムメーカーになろうとしていたわけじゃない日々の中で、
ある日、「ああ、これは映画にしたらいいかも、、。」と思えるネタに出会って
まずはショートをつくってみた。
そしたら、それがニューヨークフィルムフェスティバルに招待されたので、
これはいける、と思って、長編の脚本を書き出した。
弁護士の旦那さんを中心に、映画業界ではないところで資金集めをして、撮影。
サンダンスをはじめフェスティバルでかかって、最後にはアカデミー賞の脚本賞にノミネートされた、、、というもの。
ひえ〜、こういうことがある、まだあるのね。
ということで興味が湧いて観てみたんだけど。
新人監督作品、低予算とは思えない完成度でした。
不法入国が題材のシリアスものだし、
シーンの流れも素直だし、ハデなシーンは全くないし、
登場人物はほとんどしゃべらないけど、
最後まで、一時も目を離せない、あっという間の90分だった。
その理由は、”リアルさへのこだわり”かな、と思う。
脚本をはじめ、演技も撮影もものすごくよかったけど、
それらすべてのリアルさが半端じゃなかった。
演技とは思えない、誰かが書いたものとは思えないリアルさがあった。
そんじょそこらの映画より全くもって見応えがありました。
とっても勉強になりました。
この映画は、監督コートニー・ハントの初作品。
多分彼女は、ものすご〜く昔にフィルムスクールを出て、
以来全く映画を作ってなくて、この作品が正真正銘の初作品。
特に、フィルムメーカーになろうとしていたわけじゃない日々の中で、
ある日、「ああ、これは映画にしたらいいかも、、。」と思えるネタに出会って
まずはショートをつくってみた。
そしたら、それがニューヨークフィルムフェスティバルに招待されたので、
これはいける、と思って、長編の脚本を書き出した。
弁護士の旦那さんを中心に、映画業界ではないところで資金集めをして、撮影。
サンダンスをはじめフェスティバルでかかって、最後にはアカデミー賞の脚本賞にノミネートされた、、、というもの。
ひえ〜、こういうことがある、まだあるのね。
ということで興味が湧いて観てみたんだけど。
新人監督作品、低予算とは思えない完成度でした。
不法入国が題材のシリアスものだし、
シーンの流れも素直だし、ハデなシーンは全くないし、
登場人物はほとんどしゃべらないけど、
最後まで、一時も目を離せない、あっという間の90分だった。
その理由は、”リアルさへのこだわり”かな、と思う。
脚本をはじめ、演技も撮影もものすごくよかったけど、
それらすべてのリアルさが半端じゃなかった。
演技とは思えない、誰かが書いたものとは思えないリアルさがあった。
そんじょそこらの映画より全くもって見応えがありました。
とっても勉強になりました。
Thursday, January 13, 2011
Saturday, January 8, 2011
ジョーズ (Jaws)
映画ジョーズ (Jaws) は、一般的にアメリカ人が誇りにしている映画のひとつだ。
アメリカで映画を勉強してると、しょっちゅう出てくる。だいたいは、恐怖の盛り上げ方、どこまで見せるか、見せないか、
カット割り、オープニングシーンでの要素の見せ方についての講義だ。
でも、今日見たビデオでは登場人物像について話していた。
手早く短いシーンできちんと人物と人物同士の関係を観客に見せている、
しかも彼らは魅力的だと。(観客が思わず感情移入をしてしまう)
スリラー、ホラー、パニック、アクション映画はあまり見ないので
はなっからそんなこと考えなかったけど、
そりゃそうだなと思った。
そして、今まで10回くらいは講義があった映画だけど、
その話はなかったなと思って、他の同タイプの映画も思い返して考えてみてる。
J.J. Abrams の TED での講演ビデオです。
ちなみに彼は今をときめく売れっ子プロデューサー/ディレクター/ライター(ロストなど)。
TED は Technology, Entertainment and Design の略で、
アメリカで定期的に行われている講演会。
アメリカで映画を勉強してると、しょっちゅう出てくる。だいたいは、恐怖の盛り上げ方、どこまで見せるか、見せないか、
カット割り、オープニングシーンでの要素の見せ方についての講義だ。
でも、今日見たビデオでは登場人物像について話していた。
手早く短いシーンできちんと人物と人物同士の関係を観客に見せている、
しかも彼らは魅力的だと。(観客が思わず感情移入をしてしまう)
スリラー、ホラー、パニック、アクション映画はあまり見ないので
はなっからそんなこと考えなかったけど、
そりゃそうだなと思った。
そして、今まで10回くらいは講義があった映画だけど、
その話はなかったなと思って、他の同タイプの映画も思い返して考えてみてる。
J.J. Abrams の TED での講演ビデオです。
ちなみに彼は今をときめく売れっ子プロデューサー/ディレクター/ライター(ロストなど)。
TED は Technology, Entertainment and Design の略で、
アメリカで定期的に行われている講演会。
Tuesday, January 4, 2011
あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしく。
世界中のみんなにとって、実りある年になりますように。
正月早々、先日いただいた賞のトロフィーが届きました。
残念ながら、映画名だけで私の名前はなかったけど。
今年の目標は脚本です。
その詳細はいろいろあるので、おいおい。
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