日本人映画監督のニューヨークサバイバル日記 How to survive New York life as a Japanese filmmaker
Tuesday, November 15, 2011
BLUE MERIDIAN
先日のブログは、大物俳優に出くわしたことで終始してしまいましたが、
実は、彼と一緒に見た(!)映画がとてもよかったのです。
BLUE MERIDIAN というドキュメンタリー映画。
Sofie Benoot というベルギー出身の26歳の監督が、クルー4人で撮った、
アメリカ南部の人と地についての映画。
興味を持ったの理由は、
1 アメリカ人じゃない監督とクルーによるアメリカについての映画だから
2 トレイラー映像が、フィクション映画のようだったから
とてもオリジナルな映画に仕上がっていました。
・”アメリカ人じゃない”目線からの、被写体へのまなざしとその距離。
・アメリカ人じゃない監督だから引き出せた(アメリカ人じゃない監督へだから話された)人々の声。
・人々の唄う歌が、彼らの心と、その地と、映画という映像集合体にそれらが置かれることと、その先の観客とをつないでいる。
・そこにあるものを、歪めずあるがままをすくいとっていくカメラの動き。しかも同時に、そのじっと事象を見つめるカメラの目は、後にずっしりと存在感を残す。
と、重々しく語ることもできるけど、映像はとってもきれいでチャーミング。
監督のQ&Aがありましたが、どこまでも自然体で透明な印象の監督でした。
ああ観てよかった。
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