Thursday, November 24, 2011

The Birth of Promotion




The Performing Arts Library で開催中の The Birth of Promotion を見てきました。
サイレント映画の時代の、映画プロモーションの展覧会です。

映画をやる前に、コンサートのプロモーションの仕事をしていたので、
プロモーションと聞くとちょっと興味があります。
この時代のプロモーションと言えば、紙媒体しかありません。
紙を使ってどこまでできるか。手作り感、アイディア勝負の紙物を楽しみましたよ。
今のデータ、パソコン時代に見ると、微笑ましかったです。
同時に、ハンドメイドの良さを、今の時代だからこそ利用すべきだとも思いましたよ。


今は、パフォーマーサイドのマネージメントからの規制が厳しくて、写真の使い方や、名前の使い方がかなり制限されていますが、
この時代は、モーションピクチャーという、世界中の人々の憧れを一身に受け止めた新しい娯楽のためなら、ということか、前例がないからか、かなりはちゃめちゃです。

キスシーンを4コマ写真にして、この映画でキスのテクニックが学べます、としたり、
なぜか全部絵文字の広告や、スターの名前で遊ぶクロスワードや、
権力者へは、映画の良さを長い文章できちんと説明した真面目手紙が送られていたり、
映画からのカット映像と文字を組み合わせて、おもしろシーンをつくったりしています。

映画とは、束の間現実を忘れさせてくれるもの、 夢を見させてくれるもの、という映画の原点を、この展覧会は思い出させてくれましたよ。



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