Saturday, August 20, 2011

しんとしずかな、ほん



















しんとしずかな、ほん (The Quiet Book text:Deborah Underwood, illustrator:Renata Liwska)

ぐぐっときます、このえほん。
身の回りの、”しずかな”瞬間を切り取った本。
それだけなのに、心のふかーいところまで、
あったかさと”鼻ツン”が届いてきます。
このシンプルネスに心が洗われます。

なんで登場するのが、動物たちになったんだろう。
それは、見事な選択なのだけど。
文章だけを読むと、
人間の小さな子が経験してもいいようなお話なのです。
でも、これが動物になることで、
読んでる自分を、動物たちもいる自然界の中のひとり、と感じます。

極細の線で描かれた動物たちのまるっこさが、
シンプルな中で生きます。
それからなんといっても、 江國香織さんの言葉選びと言葉並べは、
感動もの。




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