Sunday, December 12, 2010

どの家庭にもストーリーがある

トイ・ストーリー3の脚本家のひとり Michael Arndt のインタビューを聴いた。
聴いたのは、よく聴くポッドキャストのひとつ Creative Screenwriting Magazine。

面白かったこと1

彼は、トイ・ストーリーの前に1本だけ脚本を書いている。
それはリトル・ミス・サンシャイン。
なんと、それがまだ撮影中に、トイ・ストーリーチームから声がかかって、
ピクサーのジョン・ラセター他、トイ・ストーリー1、2をやってきた人たちと一緒に脚本を進めることになった。
ピクサーの人たちは、彼の撮影中だった脚本を読んだだけで決めたそうです。
結果的に、リトル・ミス・サンシャインは、サンダンスで注目され、アカデミー賞もとることになるんだけど、そんなのは全くわからない低予算インディペンデント映画だったのに。
ピクサーというストーリーにとても厳しいプロダクションが、
このようにして脚本家を選んだってところがおもしろい。

懐深いって思った。


面白かったこと2

リトル・ミス・サンシャインのアイディアだけがあって、
どうストーリーにしていこうかな、
(田舎に住む、ちょっと小太りの女の子がミスコンに出ることになった家族の話は、
彼の持ってたアイディアの中で最も商業的じゃないものだったらしく、
どうしたものかと悩んでいたそうです。)
 と考えていたときに観た映画は、
スタジオ・ジブリの ”ホーホケキョ となりの山田くん” だったそうです。
それを観て、どの家庭にもストーリーがある、どんなに小さな話でも、
現実性を持たせられれば、ストーリーとして成り立つ、と思ったそうです。


で、あたしも観てみた。
はい、観てなかったんです。

彼の言うこととてもよくわかった。
けどそれより、わたしの場合は笑いました、相当。
分析するより楽しんでしまった。
日本のあの話のメッセージが海外に人にも届いてるって
嬉しいことだと思った。
っていうか、ジブリ作品ですもんね、さすが。

タイトルの ”ホーホケキョ” がどう訳されてるか気になったんだけど、
英語タイトルは、My Neighbours the Yamadas でした。

なんだ。

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