マイ・ライフ、マイ・ファミリー (The Savages) を観ました。
タマラ・ジェンキンス監督・脚本作品。
ニューヨークで、かなりロングランされていて、
宣伝も結構やってるなあと思ってた作品。
ニューヨーク、戯曲を書いている主人公たち、でも成功してない、
未婚、ボケ始めた家族を持つ、
というような要素で構成されており、他人事とは思えない映画。
ブラック要素抑えめのコメディ。
繊細な心をきちんと描写してとてもよくできた脚本、演技抜群。
見終わった後に、かなり長い間余韻を味わった。
何がそうさせたのかよく考えた。
たぶん、
楽しくはない出来事や状況と、
笑える要素、
の絡ませ方が絶妙だったんじゃないかな。
いいこと、わるいこと、後向きなこと、前向きなこと、
が、細かくいっぱい詰まっていて、
それが人ってもんだと。
主役二人、ローラ・リニーとフィリップ・シーモア・ホフマンの演技はあっぱれ。
その都度変わる心の動きを、
やりすぎない、押さえすぎない、でも魅せるのを忘れない。
監督・脚本のタマラ・ジェンキンスの、クリエイティブ・スクリーンライティング・マガジン (Creative Screenwriting Magazine) のインタビューは大笑いした。
インタビューアーのジェフ・ゴールドスミスはとても要領のいいインタビューアーだけど、タマラは、ジェフの言葉をさえぎって、しゃべるしゃべるしゃべる!
次の質問をしても、もどるもどるもどる!
おばちゃんは世界共通だぁ。
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