Sunday, January 30, 2011

マイ・ライフ、マイ・ファミリー (The Savages)

マイ・ライフ、マイ・ファミリー (The Savages) を観ました。
タマラ・ジェンキンス監督・脚本作品。

ニューヨークで、かなりロングランされていて、
宣伝も結構やってるなあと思ってた作品。

ニューヨーク、戯曲を書いている主人公たち、でも成功してない、
未婚、ボケ始めた家族を持つ、
というような要素で構成されており、他人事とは思えない映画。

ブラック要素抑えめのコメディ。
繊細な心をきちんと描写してとてもよくできた脚本、演技抜群。
見終わった後に、かなり長い間余韻を味わった。
何がそうさせたのかよく考えた。

たぶん、
楽しくはない出来事や状況と、
笑える要素、
の絡ませ方が絶妙だったんじゃないかな。

いいこと、わるいこと、後向きなこと、前向きなこと、
が、細かくいっぱい詰まっていて、
それが人ってもんだと。

主役二人、ローラ・リニーとフィリップ・シーモア・ホフマンの演技はあっぱれ。
その都度変わる心の動きを、
やりすぎない、押さえすぎない、でも魅せるのを忘れない。

監督・脚本のタマラ・ジェンキンスの、クリエイティブ・スクリーンライティング・マガジン (Creative Screenwriting Magazine) のインタビューは大笑いした。
インタビューアーのジェフ・ゴールドスミスはとても要領のいいインタビューアーだけど、タマラは、ジェフの言葉をさえぎって、しゃべるしゃべるしゃべる!
次の質問をしても、もどるもどるもどる!

おばちゃんは世界共通だぁ。

No comments: